居間のいすと座る姿勢

暮らしの場面から / 2026-08-22 公開 / 約1,300字

寝室の次に長くいるのが居間です。柔らかいソファは座り心地がよいようで、立ち上がれない原因になっていることがよくあります。座る場所を変えるだけで、1日の動きが変わります。

低くて柔らかいいすは立てなくなる

ソファに深く沈み込むと、立ち上がるときに膝と腰で体を持ち上げることになります。座面が低いほど、必要な力は大きくなります。

座面が硬めで高さのあるいすなら、同じ人でも立てることがあります。座ったときに足の裏が床につき、膝が直角かそれより少し伸びている高さが目安です。

ひじ掛けは立ち上がりの支え

ひじ掛けがあると、腕の力を使って立ち上がれます。脚の力だけでは立てない人でも、ひじ掛けがあれば立てることがあります。

高さは、座って肘を曲げたときに自然に手が乗る位置です。低すぎると前かがみになり、高すぎると肩が上がって力が入りません。

座る場所と立つ先の関係

立ち上がった先に、つかまるものがあるかを見てください。立ち上がった瞬間がいちばん不安定なので、そこで支えがないとふらつきます。

テーブルは体重をかけると動くことがあります。 キャスターの付いた家具や軽いいすを支えにするのは危険です。据置型の手すりを置けば、その心配がなくなります。

見るところ目安
座面の高さ足の裏が床につき、膝が直角かやや伸びる
座面の硬さ沈み込まない程度
奥行き背もたれにつけたとき、膝裏に指が入る
ひじ掛け座って肘を曲げたとき手が自然に乗る高さ
立つ先つかまれる固定されたものがあるか

座りっぱなしにしない

同じ姿勢で長く座ると、お尻に体重が集中して床ずれの原因になります。座る時間が長い人は、クッションで体圧を分散させることを考えてください。

1時間に一度は姿勢を変える、立ち上がる、というのが基本です。 テレビの区切りやお茶の時間に合わせて習慣にすると続きます。

車いすをいす代わりに使い続けると、姿勢が崩れやすくなります。座る場所と移動する道具は分けたほうが体に無理がありません。

テーブルの高さも一緒に見る

いすだけ替えても、テーブルが合わなければ姿勢が崩れます。

低すぎると前かがみになり、食べにくく、飲み込みにくくなります。

座ったときに、肘が自然に乗る高さ。 ここを目安にしてください。

長く座り続けない

同じ姿勢が続くと、お尻に負担が集まります。 床ずれの始まりになります。

テレビの前で何時間も、という日が増えていないか。時間で区切って立つきっかけをつくってください。

座面のクッションで負担を分けられます。 座っている時間が長い人ほど、ここが効きます。

床に座る暮らしからの切り替え

長く畳で暮らしてきた人に、いすの生活を急に勧めても続きません。

一部屋だけ、食事のときだけ。部分的に変えるほうが受け入れられます。

床から立てなくなってからでは、切り替えが難しくなります。 まだ立てるうちに始めてください。

いすの脚と床の相性

畳の上では、脚が沈んでぐらつきます。

フローリングでは滑ります。立ち上がるときに、いすが後ろへ動きます。

脚に付ける滑り止めや、下に敷く板で変わります。 いすを替える前に、ここを見てください。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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