居間のいすと座る姿勢
寝室の次に長くいるのが居間です。柔らかいソファは座り心地がよいようで、立ち上がれない原因になっていることがよくあります。座る場所を変えるだけで、1日の動きが変わります。
低くて柔らかいいすは立てなくなる
ソファに深く沈み込むと、立ち上がるときに膝と腰で体を持ち上げることになります。座面が低いほど、必要な力は大きくなります。
座面が硬めで高さのあるいすなら、同じ人でも立てることがあります。座ったときに足の裏が床につき、膝が直角かそれより少し伸びている高さが目安です。
ひじ掛けは立ち上がりの支え
ひじ掛けがあると、腕の力を使って立ち上がれます。脚の力だけでは立てない人でも、ひじ掛けがあれば立てることがあります。
高さは、座って肘を曲げたときに自然に手が乗る位置です。低すぎると前かがみになり、高すぎると肩が上がって力が入りません。
座る場所と立つ先の関係
立ち上がった先に、つかまるものがあるかを見てください。立ち上がった瞬間がいちばん不安定なので、そこで支えがないとふらつきます。
テーブルは体重をかけると動くことがあります。 キャスターの付いた家具や軽いいすを支えにするのは危険です。据置型の手すりを置けば、その心配がなくなります。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 座面の高さ | 足の裏が床につき、膝が直角かやや伸びる |
| 座面の硬さ | 沈み込まない程度 |
| 奥行き | 背もたれにつけたとき、膝裏に指が入る |
| ひじ掛け | 座って肘を曲げたとき手が自然に乗る高さ |
| 立つ先 | つかまれる固定されたものがあるか |
座りっぱなしにしない
同じ姿勢で長く座ると、お尻に体重が集中して床ずれの原因になります。座る時間が長い人は、クッションで体圧を分散させることを考えてください。
1時間に一度は姿勢を変える、立ち上がる、というのが基本です。 テレビの区切りやお茶の時間に合わせて習慣にすると続きます。
出典
- 国立長寿医療研究センター 転びやすくなる原因は? 2026-08-22 確認
- 国土交通省 バリアフリー 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
関連する記事
- 体に合わせるということ、寸法をどう測るか車いすの座幅、ベッドの高さ、杖の長さなど、福祉用具を体に合わせるときの測り方と、合っていないときに出る不具合を説明します。
- 台所に立ち続けるために調理を続けるための姿勢の支え、立ち仕事の負担を減らす工夫、手が届く高さの整え方を説明します。
- 転ばないための組み合わせ転倒が起きやすい場所と原因を整理し、手すり、歩行器、照明、床の見直しをどう組み合わせるかを説明します。
- 寝室を整える寝室での起き上がり、立ち上がり、夜間の移動を支える用具の組み合わせと、置き場所の決め方を説明します。
- トイレを使いやすくするトイレでの立ち座り、間に合わない、狭くて介助できないといった困りごとに、用具と住宅改修をどう組み合わせるかを説明します。
- 浴室で転ばないために浴室での立ち座り、またぎ、床の滑りに対する用具の組み合わせと、冬場の温度差への備えを説明します。
食事のことをもっと詳しく
高齢者の食事だけを扱う姉妹サイト「配食のふれ愛 太子店」の記事です。 どちらも株式会社京谷商会が運営しています。
地域から事業所を探す
福祉用具を借りるには、指定を受けた事業所と契約します。 お住まいの地域から探せます。
都道府県の一覧へ