ケアマネジャーの探し方と替え方
要介護の認定が出ると、ケアマネジャーを決めることになります。福祉用具を保険で使うには、この人が作るケアプランに載せてもらう必要があるので、誰に頼むかは実際に大きな意味を持ちます。
何をしてくれる人か
本人と家族の希望を聞き、どのサービスをどれだけ使うかを組み立て、事業所との連絡を担います。福祉用具貸与を使うなら、この人がケアプランに書き込むことが出発点になります。
月に一度は訪問して様子を見ます。用具が合っているかどうかも、この訪問で話せます。
どうやって探すか
地域包括支援センターに頼めば、近くの居宅介護支援事業所を紹介してもらえます。市町村の窓口にも一覧があります。介護サービス情報公表システムでも探せます。
一つの事業所に決める前に、二つか三つに電話してみてください。 電話での応対の丁寧さや、こちらの話をどれだけ聞くかで、かなりのことが分かります。
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 家からの距離 | 急なときに来られる範囲か |
| 受け持ちの数 | 一人でどれくらい担当しているか |
| 得意な分野 | 医療との連携、認知症、看取りなど |
| 連絡の取りやすさ | 電話に出るか、折り返しが早いか |
| 特定の事業所に偏らないか | 選択肢を複数出してくれるか |
| 話を聞く姿勢 | こちらの希望を先に聞くか |
特定の事業所ばかり勧めてこないか
同じ法人の事業所ばかりを組み込むケアプランは、避けるべきものとされています。福祉用具貸与でも、複数の事業所や複数の商品を示すのが本来の姿です。
「うちが借りている用具はこれです」と一つだけ出されたら、他の選択肢も見せてほしいと伝えてください。これは利用者の側の権利です。
合わないと感じたら替えられる
ケアマネジャーは途中で替えられます。理由を説明する義務もありません。替えたいと思ったときは、地域包括支援センターか市町村に相談してください。
新しい事業所が決まれば、そこが引き継ぎをします。使っている福祉用具はそのまま継続できます。気まずさを心配して我慢する必要はありません。
何人を担当しているか
一人のケアマネジャーが受け持てる人数には、決まりがあります。
多く抱えているほど、一人あたりに割ける時間は短くなります。 訪問の頻度や連絡の速さに出ます。
聞いてよい質問です。 答えにくそうにする相手なら、そこが分かります。
連絡の取りやすさ
困ったときに、その日のうちに連絡が付くかどうか。 ここが実務では大きい。
電話だけか、文字でのやり取りもできるか。家族が働いている場合、日中の電話は取れません。
留守番電話に入れたときの折り返しの早さ。 最初の数回で見えてきます。
事業所ごとに得意な分野がある
医療の必要が高い人に強い事業所、認知症の対応に慣れた事業所。同じ資格でも中身は違います。
看護師の資格を持つケアマネジャーもいます。医療との連携が要る場合に頼りになります。
このサイトの市区町村ページから、地域の居宅介護支援事業所を見られます。 一軒で決めずに比べてください。
担当が辞めたとき
担当者が退職しても、事業所が同じなら引き継がれます。 契約はそのままです。
引き継ぎが不十分だと感じたら、それまでの経緯を家族から伝え直してください。 記録に残っていないことがあります。
事業所ごと替えることもできます。 引き継ぎの機会は、見直しの機会でもあります。
ケアマネジャーに費用はかかりますか
居宅介護支援は全額が介護保険から支払われるので、利用者の自己負担はありません。
自分でケアプランを作れますか
作れます。市町村への届出が必要で、手間はかかりますが認められている方法です。
担当者が辞めてしまいました
同じ事業所内で引き継がれます。引き継ぎに不安があれば事業所ごと替えることもできます。
出典
- 厚生労働省 サービス利用までの流れ(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 地域包括ケアシステム 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 用語の解説(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET 介護保険サービス一覧 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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