どこに相談すればよいか
福祉用具の相談先は一つではありません。まだ介護保険を使っていない人、すでに使っている人、入院中の人で、行き先が変わります。最初の電話を正しい先にかけられれば、そのあとは早く進みます。
今どこにいるかで窓口が決まる
介護保険をまだ使っていないなら、地域包括支援センターです。すでに使っているなら、担当のケアマネジャーです。入院中なら、病院の医療ソーシャルワーカーです。
この三つのどれかに当てはまらない人は、ほとんどいません。 どこにかけたらよいか分からないという状態を、まずここで抜けてください。
| いまの状況 | 最初の相談先 |
|---|---|
| 介護保険を使っていない | 地域包括支援センター |
| 要支援の認定がある | 地域包括支援センター |
| 要介護の認定がある | 担当のケアマネジャー |
| 入院している | 病院の医療ソーシャルワーカー |
| 障害福祉サービスを使っている | 市町村の障害福祉の窓口 |
| 40歳から64歳 | 地域包括支援センター、または市町村 |
地域包括支援センターがどこにあるか
市町村ごとに、担当する区域が決まっています。住んでいる住所を言えば、どこが担当かを市町村の窓口が教えてくれます。 市町村のサイトにも一覧が載っています。
名前が「高齢者あんしんセンター」「おとしよりなんでも相談室」など、地域独自の呼び方になっていることがあります。中身は同じです。
電話で何を言えばよいか
「家族が家で暮らしていて、こういうことに困っている。福祉用具のことを相談したい」と伝えれば通じます。制度の名前を知らなくても、困りごとを言えば向こうが道筋をつけてくれます。
手元に用意しておくとよいのは、本人の生年月日、介護保険被保険者証、かかりつけ医の名前です。すぐに出てこなくても相談は始められます。
販売店に直接聞いてよいか
福祉用具貸与事業所に直接電話しても相談に乗ってもらえます。ただし介護保険で借りるにはケアプランが要るので、結局ケアマネジャーとつながることになります。
自費で買う、自費で借りるという前提なら、事業所に直接聞くのが早い場合もあります。介護保険を使いたいかどうかで選んでください。
相談そのものに費用はかからない
地域包括支援センターも、市区町村の窓口も、相談だけで費用が発生することはありません。
ケアマネジャーの居宅介護支援も、利用者が負担する分はありません。 保険から支払われます。
「相談したら何か買わされる」ということはありません。 公的な窓口と、売る側の事業者は別です。
本人以外からでも相談できる
家族、親族、近所の人。本人が動けなくても相談は始められます。
本人が「まだ大丈夫」と言って動かない、という相談もよくある形です。
離れて暮らしていても構いません。 本人の住む市区町村の窓口が相手になります。
一度で決まらなくてよい
最初の相談で、すべてを決める必要はありません。
何が使えるかを聞くだけ、話を整理するだけ。それでも進みます。
申し込みをしなければ何も始まらない、ということはありません。 聞いてから考えて構いません。
遠くに住む家族からの相談
電話でも受け付けています。まず現地の窓口を調べるところからです。
このサイトの市区町村ページから、その地域にどんな事業所があるかをたどれます。 話をする前の下調べになります。
帰省の日程が決まっているなら、その日に訪問してもらえないかを頼んでください。 会って話すほうが早く進みます。
相談にお金はかかりますか
地域包括支援センターの相談は無料です。ケアマネジャーによる居宅介護支援も、利用者の自己負担はありません。
本人が相談を嫌がっています
家族だけでも相談できます。本人にどう切り出すかも含めて相談してください。
遠くに住む親のことでも相談できますか
できます。親が住んでいる市町村の地域包括支援センターが窓口です。
出典
- 厚生労働省 地域包括ケアシステム 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 サービス利用までの流れ(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET 介護保険サービス一覧 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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