自費で福祉用具を買う場合

選び方と使い方 / 2026-08-22 更新 / 約900字

介護保険の対象にならない用具や、認定を待っているあいだに必要な用具は、自費で買うことになります。手軽ですが、あとで「保険が使えたのに」と気づく例が少なくありません。買う前に確かめる順序があります。

先に、保険で扱えるかを確かめる

買おうとしている用具が19品目に入っているなら、保険が使える可能性があります。指定を受けた事業所から買えば1割などの負担で済むものを、通販で全額払ってしまう例が多くあります。

入浴いすポータブルトイレ浴槽用手すりは、とくに間違えやすい品目です。ホームセンターにも似た商品が並んでいるためです。

通販で買う前に確かめること

寸法、耐荷重、調整できる幅、部品が手に入るか。写真だけでは判断できない項目です。とくに耐荷重は、体重に介助の力が加わることを見込んで余裕のあるものを選んでください。

返品できるかどうかも先に確かめます。合わなかったときに返せないと、そのまま使わない物が残ります。

自費で買う意味がある場面

19品目に入らないもの。認定を待っているあいだに要るもの。値段が数千円で、手続きの手間に見合わないもの。介護保険とは別に、旅行先や外出先で使いたいもの。

手続きに乗せる手間と、支払う金額を比べて決めます。 数千円のものを申請のために何週間も待つより、買ってしまうほうが暮らしは早く動きます。

場面判断
19品目に入っているまず保険で扱えるか確かめる
19品目に入っていない自費、または市町村の助成を探す
認定を待っている自費レンタルも検討する
数千円のもの手続きの手間と比べて決める
旅行や外出先で使う自費で借りる方法もある

高齢者をねらう販売に気をつける

訪問販売で高額な健康器具や寝具を売りつける手口の相談が、消費生活センターに寄せられています。介護が必要になった人の家をねらう例もあります。

その場で契約しないことがいちばんの防ぎ方です。 必要な用具なら、ケアマネジャー福祉用具専門相談員に相談してから決めても遅れません。訪問販売で契約した場合はクーリング・オフができます。

困ったときは消費者ホットライン188に電話すれば、最寄りの消費生活センターにつながります。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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