自費で福祉用具を買う場合

選び方と使い方 / 2026-08-22 公開 / 2026-08-25 更新 / 約1,500字

介護保険の対象にならない用具や、認定を待っているあいだに必要な用具は、自費で買うことになります。手軽ですが、あとで「保険が使えたのに」と気づく例が少なくありません。買う前に確かめる順序があります。

先に、保険で扱えるかを確かめる

買おうとしている用具が19品目に入っているなら、保険が使える可能性があります。指定を受けた事業所から買えば1割などの負担で済むものを、通販で全額払ってしまう例が多くあります。

入浴用いす、ポータブルトイレ、浴槽用手すりは、とくに間違えやすい品目です。ホームセンターにも似た商品が並んでいるためです。

通販で買う前に確かめること

寸法、耐荷重、調整できる幅、部品が手に入るか。写真だけでは判断できない項目です。とくに耐荷重は、体重に介助の力が加わることを見込んで余裕のあるものを選んでください。

返品できるかどうかも先に確かめます。合わなかったときに返せないと、そのまま使わない物が残ります。

自費で買う意味がある場面

19品目に入らないもの。認定を待っているあいだに要るもの。値段が数千円で、手続きの手間に見合わないもの。介護保険とは別に、旅行先や外出先で使いたいもの。

手続きに乗せる手間と、支払う金額を比べて決めます。 数千円のものを申請のために何週間も待つより、買ってしまうほうが暮らしは早く動きます。

場面判断
19品目に入っているまず保険で扱えるか確かめる
19品目に入っていない自費、または市町村の助成を探す
認定を待っている自費レンタルも検討する
数千円のもの手続きの手間と比べて決める
旅行や外出先で使う自費で借りる方法もある

高齢者をねらう販売に気をつける

訪問販売で高額な健康器具や寝具を売りつける手口の相談が、消費生活センターに寄せられています。介護が必要になった人の家をねらう例もあります。

その場で契約しないことがいちばんの防ぎ方です。 必要な用具なら、ケアマネジャーか福祉用具専門相談員に相談してから決めても遅れません。訪問販売で契約した場合はクーリング・オフができます。

困ったときは消費者ホットライン188に電話すれば、最寄りの消費生活センターにつながります。

保証と修理の窓口

買った用具は、壊れたときに自分で直すことになります。

保証の期間と、修理を受け付ける窓口。買う前に確かめてください。 窓口のない製品は、壊れたら終わりです。

部品だけ買えるかどうかも大事です。 ゴムや布は先に傷みます。交換用が手に入る製品を選んでください。

サイズが選べるか

福祉用具は、体に合っていなければ意味がありません。

高さや幅を変えられない製品は、合わなかったときに手が出せません。 調整の幅があるかどうかを見てください。

買う前に、寸法を測ってもらう。 福祉用具の事業所に相談すれば、保険を使わない買い物でも見てもらえます。

返品できる条件

通信販売では、返品できる期間と条件が決まっています。 買う前に読んでください。

衛生用品として、開封したら返せない扱いのものがあります。排泄や入浴に使うものに多い形です。

訪問販売で契約した場合は、一定期間内なら解約できるしくみがあります。 迷ったら、消費生活センターに相談してください。

医療費控除の対象になることがある

医師の指示で用意した用具は、医療費控除の対象になる場合があります。

領収書と、指示があったことが分かるものを残してください。

判断は税務署です。 介護保険の窓口では答えが出ません。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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福祉用具を借りるには、指定を受けた事業所と契約します。 お住まいの地域から探せます。

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