買った福祉用具の手入れと処分
借りている用具は事業所が点検してくれますが、買ったものは自分で管理します。手入れを怠ると事故につながり、処分の段になって困ることもあります。買う前から、この先の面倒まで見込んでおいてください。
濡れる場所で使うものは、乾かすところまでが手入れ
シャワーチェアや浴槽用手すりは、湯垢と石けんかすが付きます。使ったあとに流して、水気を切っておくとぬめりが出ません。
ゴム脚は劣化します。 硬くなったり、ひび割れたりしたゴムは滑ります。浴室で使う用具のゴムは、月に一度は指で押して弾力を確かめてください。
傷んだときの見きわめ
ねじの緩み、フレームのぐらつき、樹脂のひび、布のほつれ。どれも、体重をかけたときに一気に壊れる前ぶれです。気づいた時点で使うのをやめてください。
| 見るところ | 交換を考える状態 |
|---|---|
| ゴム脚 | 硬い、割れている、すり減っている |
| ねじ | 締めても緩む |
| 樹脂の部分 | 白く筋が入っている、ひびがある |
| 布・つり具 | ほつれ、擦り切れ、変色 |
| 金属の部分 | 錆びて断面が薄くなっている |
買ったものの修理は自己負担です。 メーカー保証の期間内であれば直してもらえることがあるので、買ったときの書類は保管しておいてください。
使わなくなったときの処分
ポータブルトイレやシャワーチェアは、多くの自治体で粗大ごみの扱いです。事前に申し込んで、指定の日に出します。自治体によっては受け付けないものもあるので、捨てる前に確かめてください。
排泄に使ったものは、洗って乾かしてから出します。まだ使えるからと人に譲るのは勧めません。 体格も体の状態も違う人が使うと合わないうえ、衛生の面でも問題が残ります。
介護が終わったあとの片付け
亡くなったあとや施設に移ったあと、家に残った用具を片付ける作業は、家族にとって重いものです。借りているものは連絡すれば引き取ってもらえますが、買ったものは残ります。
不用品の回収を頼む場合、費用と業者の見きわめが要ります。高齢者をねらう不当な請求の相談が寄せられているので、料金を先に書面で確かめてから頼んでください。
出典
- テクノエイド協会 福祉用具 事故・ヒヤリハット情報 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 消費生活用製品の重大製品事故のうち、福祉用具に係る事故(PDF) 2026-08-22 確認
- 消費者庁 みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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