ケアプランに載せてもらう

相談する・手続きする / 2026-08-22 公開 / 2026-08-25 更新 / 約1,400字

介護保険で福祉用具を借りるには、ケアプランに載っていることが要ります。逆に言えば、載せてもらうところまで進めば手続きは動きます。何をどう伝えるかが要点です。

用具の名前ではなく困りごとを言う

「介護ベッドを借りたい」より、「朝、自分で起き上がれなくて、毎回手を貸している」のほうが話が進みます。必要性が伝われば、どの用具が合うかは専門職が考えます。

希望する用具があるなら、それも合わせて伝えてください。困りごとと希望の両方を出すのがいちばん早い伝え方です。

目標と結びつける

ケアプランは、目標とそれを達成する手立てという形で書かれます。用具は、その目標を達成するための手立てとして位置づけられます。

「自分でトイレに行けるようになりたい」という目標があれば、手すりも歩行器もその手立てとして自然に載ります。何のために使うのかを言葉にしてください。

困りごと目標の言い方手立てになる用具
朝起き上がれない自分で起き上がって朝食をとる介護ベッド、介助バー
夜のトイレで転ぶ夜も安全にトイレへ行く手すり、ポータブルトイレ
外に出なくなった週に2回は外出する歩行車、車いす
入浴を諦めている週2回入浴する入浴補助用具、手すり

サービス担当者会議で確定する

原案ができたら、関係者が集まる会議で内容を確かめます。福祉用具専門相談員もこの場に加わり、どの商品にするかの見当がつきます。

この場は希望を言い直せる機会です。 置き場所の心配、家族が扱えるかどうか、費用の負担感。会議の場で出しておくほうが、あとから変えるより早く進みます。

難しいと言われたとき

要介護度が足りない、限度額に収まらない、といった理由があります。理由を具体的に聞いてください。 理由が分かれば、例外給付、限度額の組み替え、自費という別の道を検討できます。

理由の説明がないまま断られるなら、地域包括支援センターに相談してください。第三者に入ってもらうことで動くことがあります。

ケアプランは同意しなければ確定しません。納得できないまま署名しないでください。

計画書は何枚かに分かれている

全体の方針を書く紙、サービスごとの内容と回数を書く紙、一週間の予定を書く紙。 役割が違います。

福祉用具がどこに書かれているかを、一度確かめてください。 品目の名前で載っています。

どこにも書かれていなければ、保険では借りられません。 ここが出発点です。

写しをもらう

同意して署名したら、写しを受け取れます。 手元に置いてください。

入院したとき、施設を探すとき、この紙が経緯を伝えます。

渡されないなら、求めて構いません。 本人のものです。

目標の期間が切れたら

計画には期間が書かれています。切れたら、そのままにせず見直します。

達成できたのか、できなかったのか。そこから次が決まります。 用具を減らす判断もここで出ます。

同じ内容で更新されるだけになっていないか。 何も変わらない計画が続いているなら、それ自体が問題です。

家族の希望も書ける

計画には、本人の希望と家族の希望を書く欄があります。

介護している人が続けられるかどうかも、計画が支えるべき部分です。

言いにくいことこそ、書いてもらってください。 書かれていないことは、検討もされません。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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