歩行器のレンタル、歩行車との違い

品目ごとの解説 / 2026-08-22 更新 / 約1,200字

歩行器は、両手で支えながら歩くための道具です。杖より支える面が広いので、体重を預けられ、歩ける距離がのびます。ただし「歩行器」と「歩行車」と「シルバーカー」は別のもので、介護保険での扱いも違います。

持ち上げて進む型と、押して進む型

固定型の歩行器は、フレームを両手で持ち上げて前に置き、そこへ体を運ぶという歩き方をします。交互型は、左右のフレームが別々に動き、片側ずつ前に出します。どちらも車輪がありません。

歩行車は前輪や四輪が付いていて、押して進みます。持ち上げる力が要らないぶん楽ですが、止まるときにブレーキをかけないと前へ逃げていきます。 腕の力が弱い人には歩行車、支える強さが欲しい人には固定型、というのが基本の分かれ方です。

種類進み方向いている人
固定型歩行器持ち上げて置くしっかり支えたい、腕の力がある
交互型歩行器左右交互に出す持ち上げる力が弱い
前輪付き歩行器前を転がし後ろを持ち上げる両方の中間
四輪歩行車押して進む長い距離を歩きたい、腕の力が弱い

シルバーカーは介護保険の対象にならない

荷物を載せて押す、いわゆるシルバーカーは、体重を預けることを前提にしていません。買い物のときの荷車に近い道具なので、介護保険の歩行器には入りません。

体重を預けて歩ける造りかどうかが分かれ目です。 歩行車は、寄りかかっても倒れないようにフレームと車輪の配置が設計されています。見た目が似ていても、支えられる力がまったく違います。

シルバーカーに体重を預けて前に逃げ、転倒する事故が報告されています。歩くときに支えが要るなら、シルバーカーではなく歩行車を選んでください。

高さと幅を合わせる

握りの高さは、まっすぐ立って腕を下ろしたときの手首のあたりが目安です。高すぎると肩が上がって疲れ、低すぎると前かがみになって転びやすくなります。

幅も見てください。家の廊下トイレの入口を通れるかを、実際に測ってから決めます。屋外用に幅の広い歩行車を選ぶと、家のなかで使えないことがあります。

選択制の対象と費用

2024年4月から、歩行車を除く歩行器は借りるか買うかを選べるようになりました。固定型と交互型が対象で、車輪の付いた歩行車は対象外です。

1割負担でおよそ200円から500円が目安です。要介護度の制限はなく、要支援1の人でも借りられます。

屋外で使う歩行車は、車輪の大きさで段差の越えやすさが変わります。近所の道の様子を相談員に伝えてください。

室内と屋外で使い分けたいときは。

2台を借りることが認められる場合があります。必要な理由をケアマネジャーに伝えて、市町村の判断を確かめてもらってください。

いすの付いた歩行車もありますか。

あります。歩き疲れたときに腰かけられるので、外出の距離をのばしたい人に向いています。座るときは必ずブレーキをかけてください。

この記事にかかわる品目

両手で支えながら歩くための用具で、体重を預けられるぶん歩く距離をのばせます。

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出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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