退院前カンファレンスに何を持ち込むか

相談する・手続きする / 2026-08-22 公開 / 約1,400字

退院の前に、病院と在宅の関係者が集まる場が設けられることがあります。ここで用具の手配まで決まると、退院当日にあわてずに済みます。家族が何を持ち込むかで、この場の密度が変わります。

誰が集まるか

病院の医師、看護師、リハビリの担当、医療ソーシャルワーカー。在宅の側からは、ケアマネジャー、訪問看護、福祉用具専門相談員。そして本人と家族です。

この顔ぶれが一度に揃う機会は、退院前後にはほとんどありません。 その場で決められることは決めてしまうのが得策です。

家の写真を持っていく

玄関、寝室、トイレ、浴室、廊下。言葉で説明するより、写真を見せるほうが一瞬で伝わります。 段差にメジャーを当てて撮ると、寸法まで一度に伝わります。

福祉用具専門相談員は、この写真から搬入経路と設置場所の見当をつけます。当日の下見が省ける場合もあります。

持ち込むもの役に立つ場面
家の写真用具の選定と搬入経路の確認
段差と幅の寸法スロープや車いすの寸法決め
家族の在宅時間訪問サービスの時間割
介助できる人と範囲誰が何を担うかの割り振り
困りそうなことの一覧見落としを防ぐ
費用の上限の目安サービスの組み方に効く

その場で決めておきたいこと

退院日に何が家にある状態か。搬入は誰がいつ来るか。最初の訪問看護はいつか。急変したときの連絡先はどこか。この四つが決まれば、退院当日は動けます。

決まったことは、その場で書き留めて共有してもらってください。あとで「そう聞いていない」というすれ違いを防げます。

家族が言いにくいことも出す

仕事があって日中は誰もいない、腰を痛めていて抱えられない、夜に起きるのは難しい。言いにくくても、ここで出したほうが現実的な計画になります。

担えない部分が分かれば、そこにサービスを入れる組み立てになります。無理な前提で始めると、数週間で行き詰まります。

カンファレンスが開かれるかどうかは病院によります。開かれないなら、ケアマネジャーに退院前の訪問を頼んでください。

日程が合わないとき

平日の昼に行われることがほとんどです。働いている家族には出にくい時間です。

電話でつなぐ、あとから内容を聞く。 出られなくても、参加する方法があります。

出られないと分かった時点で伝えてください。 日程を動かせることがあります。

聞いておく医療の話

薬の飲み方、傷の手当て、次の受診の日。家に帰ってから困る部分です。

「何かあったらどこに連絡するのか」を、その場で決めておいてください。

やってはいけないことも聞く。 できることばかり聞いて、禁止事項を聞き漏らします。

話が長くなったときの整理

多くの職種が集まると、それぞれの立場から話が出ます。 焦点が散ります。

「家に帰ってから、いちばん困りそうなことは何ですか」と一つ聞き直すと、まとまります。

メモを取る役を、家族の中で決めておいてください。 聞きながら覚えるのは無理です。

終わったあとに決まったこと

誰が何をいつまでにするのか。帰る前に確かめてください。

福祉用具の搬入日、訪問看護の初回、次の受診。日付が入っているかどうかです。

決まっていない項目は、そのまま抜けます。 「あとで連絡します」の相手と期限を聞いてください。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

関連する記事

食事のことをもっと詳しく

高齢者の食事だけを扱う姉妹サイト「配食のふれ愛 太子店」の記事です。 どちらも株式会社京谷商会が運営しています。

地域から事業所を探す

福祉用具を借りるには、指定を受けた事業所と契約します。 お住まいの地域から探せます。

都道府県の一覧へ