退院前カンファレンスに何を持ち込むか
退院の前に、病院と在宅の関係者が集まる場が設けられることがあります。ここで用具の手配まで決まると、退院当日にあわてずに済みます。家族が何を持ち込むかで、この場の密度が変わります。
誰が集まるか
病院の医師、看護師、リハビリの担当、医療ソーシャルワーカー。在宅の側からは、ケアマネジャー、訪問看護、福祉用具専門相談員。そして本人と家族です。
この顔ぶれが一度に揃う機会は、退院前後にはほとんどありません。 その場で決められることは決めてしまうのが得策です。
家の写真を持っていく
玄関、寝室、トイレ、浴室、廊下。言葉で説明するより、写真を見せるほうが一瞬で伝わります。 段差にメジャーを当てて撮ると、寸法まで一度に伝わります。
福祉用具専門相談員は、この写真から搬入経路と設置場所の見当をつけます。当日の下見が省ける場合もあります。
| 持ち込むもの | 役に立つ場面 |
|---|---|
| 家の写真 | 用具の選定と搬入経路の確認 |
| 段差と幅の寸法 | スロープや車いすの寸法決め |
| 家族の在宅時間 | 訪問サービスの時間割 |
| 介助できる人と範囲 | 誰が何を担うかの割り振り |
| 困りそうなことの一覧 | 見落としを防ぐ |
| 費用の上限の目安 | サービスの組み方に効く |
その場で決めておきたいこと
退院日に何が家にある状態か。搬入は誰がいつ来るか。最初の訪問看護はいつか。急変したときの連絡先はどこか。この四つが決まれば、退院当日は動けます。
決まったことは、その場で書き留めて共有してもらってください。あとで「そう聞いていない」というすれ違いを防げます。
家族が言いにくいことも出す
仕事があって日中は誰もいない、腰を痛めていて抱えられない、夜に起きるのは難しい。言いにくくても、ここで出したほうが現実的な計画になります。
担えない部分が分かれば、そこにサービスを入れる組み立てになります。無理な前提で始めると、数週間で行き詰まります。
出典
- 厚生労働省 サービス利用までの流れ(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 地域包括ケアシステム 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET 介護保険サービス一覧 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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