認定調査で伝えておきたいこと

相談する・手続きする / 2026-08-22 公開 / 約1,500字

認定調査は、要介護度を決める大きな材料です。調査員の前で普段よりしっかりしてしまう人は少なくありません。伝わっていない部分をどう補うかが、この日の要点になります。

何を見られるか

調査員が家に来て、決められた項目に沿って聞き取りと動作の確認をします。体の動き、身の回りのこと、意思の伝達、認知の状態、行動、医療の必要性。この六つの領域です。

実際に立ち上がってもらう、腕を上げてもらうといった確認もあります。できない動作は無理をせず、できないと伝えてください。

本人はいつもより頑張ってしまう

知らない人の前では気持ちが張って、普段できないことができてしまいます。それが記録されると、実態より軽い判定につながります。

家族が同席して、普段の様子を補うことに意味があります。 「今日はできましたが、いつもは手を貸しています」と、その場で言い添えてください。

メモを用意しておく

当日は緊張して言い忘れが出ます。日ごろ困っていることを書き出して持っておくと確実です。日付を添えた具体的な出来事のほうが伝わります。

「たまに」「ときどき」ではなく、回数と時間で書くと伝わります。週に何回、1回に何分手を貸しているか。 数で書いたメモは、調査員がそのまま特記事項に書き取れます。

書いておくこと書き方の例
転んだ回数先月2回、玄関と浴室で
夜間の様子夜中に3回起きてトイレに付き添う
できなくなったこと3か月前から風呂に一人で入れない
介助にかかる時間着替えに毎朝20分手を貸す
本人が言わないこと痛みを我慢する、忘れたと言わない
波があること調子のよい日と悪い日の差

本人の前で言いにくいこと

失禁、物忘れ、暴言。本人の目の前では言いにくい内容があります。別室で話す時間をつくってもらうか、メモを渡す方法があります。

調査員はこの事情を分かっています。「別に伝えたいことがあります」と言えば対応してもらえます。

立ち会う人を決めておく

本人だけで受けると、実際より軽く見られることがあります。

日ごろの様子を知っている人が、必ず同席してください。 家族でも、介護している人でも構いません。

日程は調整できます。 立ち会える日に合わせてもらってください。

調査の項目は決まっている

全国どこでも、同じ項目で調べます。 調査員の裁量で決まるものではありません。

体の動き、生活の動作、認知の状態、社会との関わり。幅広く聞かれます。

項目は公開されています。 事前に目を通しておくと、伝え漏れが減ります。

特記事項に書いてもらう

項目の選択肢だけでは、実際の困りごとが伝わらないことがあります。

そのために、文章で書き足す欄があります。 判定の材料になります。

「ここを書いてください」と頼んで構いません。 言わなければ書かれません。

別の日にしてもらえるか

体調が悪い日、いつもと違う日。その日の状態で見られます。

極端に調子が良い日も、実態と離れます。 普段に近い日を選んでください。

日程の変更は申し出られます。 無理に受けて、実態とずれた結果になるほうが困ります。

調査はどれくらいかかりますか

一般的に30分から1時間ほどです。

入院中でも受けられますか

病院で受けられます。ただし病院での様子だけで判断されないよう、家での状況も伝えてください。

家族が仕事で同席できません

日程は調整できます。難しければ事前にメモを渡す方法を相談してください。

調査の結果は開示を求められます。市町村の窓口で手続きの方法を聞いてください。

出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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