認定調査で伝えておきたいこと
認定調査は、要介護度を決める大きな材料です。調査員の前で普段よりしっかりしてしまう人は少なくありません。伝わっていない部分をどう補うかが、この日の要点になります。
何を見られるか
調査員が家に来て、決められた項目に沿って聞き取りと動作の確認をします。体の動き、身の回りのこと、意思の伝達、認知の状態、行動、医療の必要性。この六つの領域です。
実際に立ち上がってもらう、腕を上げてもらうといった確認もあります。できない動作は無理をせず、できないと伝えてください。
本人はいつもより頑張ってしまう
知らない人の前では気持ちが張って、普段できないことができてしまいます。それが記録されると、実態より軽い判定につながります。
家族が同席して、普段の様子を補うことに意味があります。 「今日はできましたが、いつもは手を貸しています」と、その場で言い添えてください。
メモを用意しておく
当日は緊張して言い忘れが出ます。日ごろ困っていることを書き出して持っておくと確実です。日付を添えた具体的な出来事のほうが伝わります。
「たまに」「ときどき」ではなく、回数と時間で書くと伝わります。週に何回、1回に何分手を貸しているか。 数で書いたメモは、調査員がそのまま特記事項に書き取れます。
| 書いておくこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 転んだ回数 | 先月2回、玄関と浴室で |
| 夜間の様子 | 夜中に3回起きてトイレに付き添う |
| できなくなったこと | 3か月前から風呂に一人で入れない |
| 介助にかかる時間 | 着替えに毎朝20分手を貸す |
| 本人が言わないこと | 痛みを我慢する、忘れたと言わない |
| 波があること | 調子のよい日と悪い日の差 |
本人の前で言いにくいこと
失禁、物忘れ、暴言。本人の目の前では言いにくい内容があります。別室で話す時間をつくってもらうか、メモを渡す方法があります。
調査員はこの事情を分かっています。「別に伝えたいことがあります」と言えば対応してもらえます。
調査はどれくらいかかりますか
一般的に30分から1時間ほどです。
入院中でも受けられますか
病院で受けられます。ただし病院での様子だけで判断されないよう、家での状況も伝えてください。
家族が仕事で同席できません
日程は調整できます。難しければ事前にメモを渡す方法を相談してください。
出典
- 厚生労働省 要介護認定 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 要介護認定はどのように行われるか 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 サービス利用までの流れ(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET 介護保険制度解説 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
関連する記事
- 要介護認定の申請、窓口と持ち物要介護認定の申請をどこでするか、何を持っていくか、代行してもらう方法を説明します。
- 主治医意見書のために医師へ伝えること主治医意見書が要介護度に与える影響、かかりつけ医がいない場合、診察のときに伝えておくことを説明します。
- 認定結果に納得できないとき要介護認定の結果が実態と違うと感じたときの、区分変更申請と審査請求という二つの道を説明します。
- どこに相談すればよいか福祉用具のことを誰に相談すればよいか、状況ごとの窓口と、最初の一本の電話のかけ方を説明します。
- 地域包括支援センターでできること地域包括支援センターの役割、福祉用具について何を頼めるか、要支援の人のケアプランとの関係を説明します。
- ケアマネジャーの探し方と替え方ケアマネジャーの役割、事業所の選び方、合わないと感じたときの替え方を説明します。
食事のことをもっと詳しく
高齢者の食事だけを扱う姉妹サイト「配食のふれ愛 太子店」の記事です。 どちらも株式会社京谷商会が運営しています。
地域から事業所を探す
福祉用具を借りるには、指定を受けた事業所と契約します。 お住まいの地域から探せます。
都道府県の一覧へ