自動排泄処理装置のレンタル
寝たままの排泄は、本人にとっても介助する人にとっても重い場面です。自動排泄処理装置は、排泄したものを自動で吸い取って本体のタンクに送る機械です。品目のなかで最も条件が厳しく、要介護度の扱いも型によって分かれます。
尿だけを処理する型と、便も処理する型
尿だけを自動で吸引する型は、体に当てるレシーバーが尿を感知して吸い取ります。便も処理する型は、おむつのような形の装置を装着し、排便を検知して洗浄と乾燥まで行います。
要介護度の条件は、この二つで違います。 便も処理する型は要介護4・5の人が対象です。尿のみを自動で吸引する型には、この制限がかかりません。
| 尿のみを吸引する型 | 便も処理する型 | |
|---|---|---|
| 要介護度 | 制限なし | 要介護4・5 |
| 装着するもの | 尿を受けるレシーバー | おむつ型の装置 |
| 処理 | 吸引してタンクへ | 洗浄と乾燥まで行う |
| 大きさ | 比較的小さい | 大きい |
肌に触れる部分は買い取り
レシーバー、チューブ、タンクなど、肌に触れたり汚物が通ったりする部分は、特定福祉用具販売の対象です。本体は借りて、部品は買うという組み合わせになります。
交換部品の購入には要介護度の制限がありません。 本体を借りられない段階でも、すでに装置を持っている場合の部品だけは買えます。
使う前に確かめること
装着したときの当たり具合が悪いと、皮膚がかぶれたり、漏れたりします。体格や姿勢によって合う型が変わるので、実際に試してから決めるのが確実です。
本体は動作音がします。夜間に使う場合、音で眠れなくなることがあるので、静かなものを選ぶか、置く場所を工夫してください。手入れの手間も見ておいてください。 タンクの洗浄やチューブの交換は毎日の作業になります。
費用
本体のレンタルは1割負担でおよそ1,000円から2,000円が目安です。交換部品の購入費は、年間10万円の枠から出ます。
訪問看護や訪問介護と組み合わせて考えることが多い品目です。機械に任せる部分と人が担う部分をどう分けるかを、ケアマネジャーと相談してください。
出典
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
- 国立長寿医療研究センター 尿もれの治療や対処について 2026-08-22 確認
- テクノエイド協会 福祉用具 事故・ヒヤリハット情報 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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