自動排泄処理装置のレンタル

品目ごとの解説 / 2026-08-22 公開 / 約1,500字

寝たままの排泄は、本人にとっても介助する人にとっても重い場面です。自動排泄処理装置は、排泄したものを自動で吸い取って本体のタンクに送る機械です。品目のなかで最も条件が厳しく、要介護度の扱いも型によって分かれます。

尿だけを処理する型と、便も処理する型

尿だけを自動で吸引する型は、体に当てるレシーバーが尿を感知して吸い取ります。便も処理する型は、おむつのような形の装置を装着し、排便を検知して洗浄と乾燥まで行います。

要介護度の条件は、この二つで違います。 便も処理する型は要介護4・5の人が対象です。尿のみを自動で吸引する型には、この制限がかかりません。

尿のみを吸引する型便も処理する型
要介護度制限なし要介護4・5
装着するもの尿を受けるレシーバーおむつ型の装置
処理吸引してタンクへ洗浄と乾燥まで行う
大きさ比較的小さい大きい

肌に触れる部分は買い取り

レシーバー、チューブ、タンクなど、肌に触れたり汚物が通ったりする部分は、特定福祉用具販売の対象です。本体は借りて、部品は買うという組み合わせになります。

交換部品の購入には要介護度の制限がありません。 本体を借りられない段階でも、すでに装置を持っている場合の部品だけは買えます。

使う前に確かめること

装着したときの当たり具合が悪いと、皮膚がかぶれたり、漏れたりします。体格や姿勢によって合う型が変わるので、実際に試してから決めるのが確実です。

本体は動作音がします。夜間に使う場合、音で眠れなくなることがあるので、静かなものを選ぶか、置く場所を工夫してください。手入れの手間も見ておいてください。 タンクの洗浄やチューブの交換は毎日の作業になります。

費用

本体のレンタルは1割負担でおよそ1,000円から2,000円が目安です。交換部品の購入費は、年間10万円の枠から出ます。

訪問看護や訪問介護と組み合わせて考えることが多い品目です。機械に任せる部分と人が担う部分をどう分けるかを、ケアマネジャーと相談してください。

皮膚の状態は毎日確かめてください。装着したままにすると、気づかないうちに床ずれができることがあります。

音と、置き場所

動くときに音が出ます。寝室に置くので、夜間の音を気にする人がいます。

本体を置く場所と、電源が要ります。ベッドの脇にどれくらいの余裕があるかを先に測ってください。

実際の音を、借りる前に聞かせてもらってください。 数字の説明より、耳で聞くほうが判断できます。

介助が要らなくなるわけではない

装置が処理するのは排泄物の一部です。装着の確認、肌の観察、片づけは人がします。

入れれば夜に起きなくてよくなる、という説明は正しくありません。回数は減りますが、なくなりません。

何がどれだけ減るのかを、具体的に聞いてください。 期待とずれると、使われなくなります。

本人が受け入れられるか

体に装着したままにする道具です。違和感を訴えて外してしまう人がいます。

認知症のある人では、なぜ付いているかが分からず、抜いてしまうことがあります。

試してから決めてください。 合わなければ、おむつと人の手のほうが結果的に穏やかなこともあります。

停電と故障への備え

電気で動くので、止まれば使えません。

止まったときにどうするかを、あらかじめ決めておいてください。 おむつを用意しておくのが現実的な備えです。

故障のときの連絡先と、対応までの時間を契約時に確かめてください。 排泄に関わる道具なので、待てる時間が短くなります。

この記事にかかわる品目

排泄したものを自動で吸い取って本体のタンクへ送る装置で、寝たままの排泄を助けます。

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出典

制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。

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