試してから決める、デモ機の借り方
カタログを見て決めた用具が、実際に置いてみると違ったということはよくあります。数日試せば、その多くは避けられます。とくに買う品目は、やり直しがきかないぶん試す価値があります。
デモ機は制度ではなく、事業所の取り組み
数日貸して試してもらう仕組みは、介護保険の制度として決まっているものではありません。事業所が自分の判断で行っているサービスです。
だから、扱いは事業所によってまったく違います。 無料で1週間貸すところもあれば、在庫のあるものだけ数日というところもあります。まず「試せますか」と尋ねるところから始めてください。
試す価値が高いのは、買う品目と大きな品目
入浴用いす、ポータブルトイレ、バスボードのような買う品目は、合わなくてもやり直せません。実際に浴室に置いて、湯を張って、使ってみるところまで試したいものです。
介護ベッドや移動用リフトのような大きな品目も、置いてみて初めてわかることがあります。部屋のなかでの動線が変わり、家具を動かす必要が出てくることは珍しくありません。
試すときに見るところ
1回使えるかどうかではなく、毎日続けられるかどうかを見ます。朝と夜では体の動きが違いますし、疲れているときには同じ道具でも扱いにくくなります。できれば、いちばん条件の悪い時間帯に試してください。
見るのは本人が使えるかどうかだけではありません。介助する人が扱えるか、置いたときに動線をふさがないか、片づけられるか。使う人と置く場所の両方を見てください。
| 見るところ | 確かめかた |
|---|---|
| 続けられるか | 朝と夜の両方で使ってみる |
| 介助する人の負担 | 実際に介助してみて腰の感じを見る |
| 音 | 夜間に気になるかを確かめる |
| 場所 | 置いたまま生活してみる |
| 手入れ | 一度洗ってみる、片付けてみる |
合わなかったときに言いやすくしておく
試したうえで「合いませんでした」と伝えるのは、まったく問題のないことです。相談員にとっても、合わない理由がわかることは次の提案の材料になります。
何が合わなかったのかを具体的に伝えてください。「高さが低い」「音が気になる」「置く場所が狭くなる」といった一言が、次の候補を絞ります。
出典
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
- テクノエイド協会 福祉用具貸与価格適正化推進事業(厚生労働省) 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 用語の解説(介護サービス情報公表システム) 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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