腰が痛むとき
腰が痛むと、起き上がる、前にかがむ、重いものを持つ動作がつらくなります。介護される側だけでなく、介護する側の腰痛も同じくらい多い問題です。
起き上がりが最初の関門になる
寝た状態から腹筋を使って起き上がる動作は、腰にまっすぐ負担がかかります。背上げ機能のあるベッドなら、この動作そのものをなくせます。
介助バーを握って体をひねりながら起きる方法もあります。どちらが楽かは人によるので、両方を試して決めてください。
前かがみをなくす
床のものを拾う、低い棚を探す、靴を履く。前かがみは腰にとって最も負担の大きい姿勢です。 物の置き場所を腰から肩の高さに集めるだけで、この動作は減ります。
マジックハンドのような自助具を使えば、かがまずに床のものが取れます。介護保険の対象ではありませんが、安価で効果があります。
| 場面 | 手立て |
|---|---|
| 起き上がる | 背上げ機能、介助バー |
| 床のものを取る | 置き場所を高くする、自助具 |
| 靴を履く | 玄関いす、長い靴べら |
| トイレで立つ | 補高便座、手すり |
| 浴槽から立つ | 浴槽用手すり、浴槽内いす |
| 介助で持ち上げる | ベッドの高さ調整、リフト |
介助する人の腰も守る
毎日の移乗や体位変換で腰を痛める家族は多くいます。ベッドの高さを介助する人の腰の高さに合わせるだけで、負担がかなり減ります。
抱え上げる介助を続けるのは、体が持ちません。移動用リフトやスライディングシートを使えば、持ち上げずに移せます。腰を痛めてからでは遅いので、早めに導入を相談してください。
寝具の硬さも見る
柔らかすぎるマットレスは腰が沈み、寝返りが打ちにくくなります。硬すぎると体の一点に圧が集中します。
寝ているあいだの姿勢は、朝の痛みに直結します。 マットレスを替える選択肢も、福祉用具専門相談員に相談してみてください。
足のしびれや力の入らなさを伴う腰痛は、医療にかかってください。用具の前に診断が要ります。
出典
- 国立長寿医療研究センター 転びやすくなる原因は? 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
- 国土交通省 バリアフリー 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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