がんの療養を家で続けるとき
がんの療養では、状態が数週間単位で変わることがあります。用具の入れ替えの速さがそのまま暮らしの質に響くので、あらかじめ体制を整えておくことに意味があります。
認定を早めに受けておく
40歳から64歳の人でも、がんで回復が見込めない状態にあると医師が判断した場合は、介護保険の対象になります。16の特定疾病の一つとして定められています。
状態が動いてから申請すると間に合いません。医師と相談して、早めに申請しておくほうが安心です。
変化の速さに追いつく体制
歩けていた人が数週間で寝たきりになることがあります。必要な用具がその都度変わるので、すぐ動ける事業所を選んでおくことが大事です。
担当の福祉用具専門相談員に、状態が変わりやすいことを最初に伝えてください。 次に要りそうなものの見当をつけておいてもらえます。
痛みと姿勢
痛みのある場所によって、楽な姿勢が変わります。背上げの角度、脚の高さ、クッションの当て方。細かく調整できるベッドと用具のほうが、楽な形を見つけやすくなります。
痛みそのものは医療の領分です。訪問診療や訪問看護と、用具の側の調整を両方から進めてください。
家族の休みも組み込む
家で看ると決めても、家族が倒れては続きません。訪問看護、訪問介護、短期の入所。最初から人の手を組み込んでおくことが、在宅を続ける条件です。
用具は、家族が担う量を減らすためにも使えます。リフトや自動排泄処理装置は、そのための道具です。
状態が急に変わったときは、ケアマネジャーと訪問看護にすぐ連絡してください。用具の手配も同時に動きます。
出典
- 厚生労働省 特定疾病の選定基準の考え方 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 介護保険制度における福祉用具貸与・販売の概要(PDF) 2026-08-22 確認
- 厚生労働省 地域包括ケアシステム 2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET 介護保険サービス一覧 2026-08-22 確認
制度の運用と自己負担の額は市区町村によって異なります。 最終的な確認は担当のケアマネジャーか市区町村の窓口へお願いします。
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